• 幼稚園は、子どもがはじめて出会う学校です。

    幼稚園は小学校や中学校などと同じく、学校教育法により定められた「学校」です。
    義務教育ではありませんが、全国どこでも共通の教育課程(「幼稚園教育要領」文部省告示)に基づく、初めての集団教育の場です。
    幼稚園教諭による指導のもとで、集団生活を通して、「豊かな心」「健やかな体」「自立する力」「挑戦する意欲」などを身につけ、スムーズに小学校教育につなげる役割を担っています。
    対象となる子どもは満3歳からで小学校就学前の満6歳までで、4月からの入園とする園が多いです。保育時間は4時間を標準としていますが、各幼稚園により違いがあり、延長保育などで長時間の預かりを実施している園もあります。
幼稚園はなぜ3歳から?
  • 子どもは3歳近くになると、急速に周りの環境や物事に対して興味や関心を持ち始めます。
  • 子どもは3歳近くになると、急速に周りの環境や物事に対して興味や関心を持ち始めます。それまでは親への依存が大きく、親と共存しているのが当たり前の状態だったのが、少しずつ自立し始めます。ですので、この時期はできるだけ多くの人やものと関わることが大事で、自立していく子どもたち一人ひとりを大きく成長させてくれます。

    学校教育法では、幼稚園は「幼児を保育し、適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的(第22条)」とすることが定められており、まさにこの時期の子どもたちに適した環境を提供していくことが幼稚園の役割なのです。
幼稚園の教育って?
  • 幼稚園では「遊び」が教育の中心となります。
  • 幼稚園には小学校・中学校と違って教科書はありません。幼稚園では「遊び」が教育の中心となります。たくさんの「遊び」の中から子どもたちはたくさんのことを学んでいきます。

    自由遊びでともだちと接することで、人に対する思いやりを知り、言葉が豊かになり、協調性が養われていきます。
    園の行事で様々なものに触れることで、自然の美しさに気づき、新たな興味を発見し、創造性豊かになっていきます。
    外遊びで駆けまわることで、基礎体力を身につけていきます。

    「遊び」を通して、人間の基礎をつくり、子どもたち一人ひとりの可能性を大きく伸ばしていきます。