先輩先生からのメッセージ【2024年】

  私は“ようちえんの先生”ですが、うたのおねえさんのように堂々と歌を歌います。ピアノの練習中にはピアニストのようにすらすらと弾けることを思い描きます。怪我をした子がいればお医者さんに変身します。子どもの気持ちを代弁する通訳であり、トラブルを解決に導く警察官でもあります。身近な昆虫や植物の博士になれます。読み聞かせや出し物では役者さながらの熱量で臨み、なんでもこなす大道芸人のようです。子どもの笑顔を逃さないカメラマンにも変身します。毎日、スポーツ選手のように子ども達と駆け回ります。お遊戯会ではスタイリスト、ダンサー、音響、照明と大忙しです。たくさんのことを考え、行動し、頭と体がいくつあっても足りないと感じる日々です。責任の重さを実感し不安に襲われることもありますが、子ども達から返ってくるものはもっと大きく、毎日が大切な宝物です。これだけのことを経験し、子ども達と共に成長できる幼稚園教諭だからこそ、前を向いて歩んでいけるのだと思います。