先輩先生からのメッセージ【2023年】

  幼稚園教諭として働く中で、年少・年中の担任を経験しました。子どもたちと日々関わる中で学び感じた事は、大きく分けて二つあります。
  幼稚園で勤め、年中・年長クラスを経験しました。私がこの3年間で大切だと感じたことは第一に笑顔で接することだと思います。新年度新しい環境に不安がある子どもの視点から見てみると、まずは保育者の表情（第一印象）を見ると思います。笑顔がなく、暗い印象よりも明るくニコニコしている方が関わりやすいと大人の場合でも感じることが多いと思います。子どもにとって新しい始まりこそ“楽しかった！また幼稚園に行きたい！”と思ってもらえるように、また日常保育で子どもが何でも話しかけやすいように、そして保護者と関わるときは親近感や安心感を与えられるように笑顔を心掛けています。
  次に子どもに向けた声掛けに工夫することだと思います。製作中、分からないお友達に対してただ一緒に進めるのではなく気づきを与えられるように「次はどうする？」など声を掛けて次に活かせるように進めたり、ただありがとうやごめんねを伝えるのではなくて、なにに対してなのか明確になるように「なにがありがとうなのかな？」と聞いています。細かいところだとは思いますが、理由をはっきりしておくことで記憶にも残り、しっかりと意味を理解することが出来ます。
  保育者になり正直行事前には仕事が増え大変なことがありますが、時間をかけた分“子どもたちのために頑張って良かった”と思うこともあります。また、子どもや保護者の関わりでうまくいかないこともありますが、その経験も自分を磨き強くしてくれたと感じています。何より子どもの成長をこんなに近くで感じたり、子どもと一緒に喜んだり悲しんだり日々過ごせるこの仕事を出来て本当に良かったと思います。これからも自分なりに子どもたちのためを思い一生懸命精進していきます。