先輩先生からのメッセージ【2024年】

私は保育士になって良かった・幸せだと日々感じている。
今は毎日が楽しく子どもたちの笑顔を見るたびに、頑張ろう！とやる気をもらっている。
不思議なことに子どもの笑顔は元気をくれるパワーがある。
だが、１年目の頃は辛いことが沢山あった。慣れない仕事・子どもたちが中々話を聞いてくれない・援助が出来ない。毎日悩むことだらけだった。
そんな悩みの多い１年はあっという間に終わり、２年目で初担任をもった。
「自分で良いのだろうか」担任になることに不安が募っていたが、クラスの子どもたちは輝く笑顔で毎日「楽しい！」「先生好き！」など元気に過ごし、私も子どもたちと全力で関り・遊び・学んでいくことで信頼関係を築き、いつの間にか自分のクラスが大好きで自信を持てるようになった。
３年目では、子どもたちを持ちあがり年長の担任を務めた。
私はこの年長担任で、保育士としてのやりがいを見つけた。
保育士は子どもの成長を近くで見られる。実感できる。そして自分自身が子どもから学ぶ。
苦手なことに挑戦する姿。出来るようになったことを喜ぶ姿。
物事を子ども目線に立って考える。子どもの柔軟な思考・感覚を関わりの中で汲み取る。
他にも沢山あるがどれもとても面白く・楽しく、子どもって素晴らしいなと感じる。
１年を通し子どもはどんどん成長し、逞しくなる。
そして私自身も、一気に成長する子どもと過ごす日々の中で吸収し多くの視点・考えを学ぶことが出来た。子どもの世界はとてもワクワクし、新しい場所に飛び込んだようだった。
卒園していくクラスの子を送り出すとき、心が寂しく悲しいと同時に「子どもたちの人生の道しるべになれたかな」「がんばれよ！応援してるよ！」とどこか自信に満ち溢れた自分がいた。
「先生は家族と同じくらい大好き」「ずっと忘れないよ」「いつか迎えに行く」うれしい言葉を沢山くれる可愛い子どもたち。
子どもたちの人生の１ページに刻まれるこの仕事。子どもの成長を支え・一緒に過ごし幸せで楽しい現場に出会えてよかった。
私は今後も保育士として働き続ける。好きな理由が多くあるから。