先輩先生からのメッセージ【2019年】

  この仕事は、普段過ごす１日より何倍ものスピードで１日が終わる。やりがいよりも今日１日子ども達に大きな怪我がなく、笑顔に迎えて見送れた等の達成感が強い。毎日が早く感じる中で子ども達はお友達同士でぶつかり合い、沢山の会話をして、製作や運動して、季節に合わせ様々な行事の練習を行う。教諭は、時間が経つのが早すぎると思うし、もっと完璧にしたい、周りのクラスに合わせたいと思う反面、子ども達の体力と集中力を考え、いつも気持ちが反比例している。だが、年数を重ねる度に少しずつ自分にも余裕もでき、先に見通しがもてるようになる。時間の使い方やクラスの回し方が上手くなると、子ども達の良いところを伸ばしてあげることができる。昨年度、クラス持ち上がりの年中担任。運動会練習で私は悩みに悩み、葛藤した。沢山の種目の中で見せ場の、パラバルーン。同期とも流れを曲に合わせ何十回も技を確認し、先輩にもどう綺麗に見せられるか、全体練習でも沢山のアドバイスをもらった。家でも何十回も確認した。そうやって迎えた本番は感動し、この時も子ども達を沢山褒めた。帰りに自分へのご褒美のシュークリームを買った。色んなことが、辛く、大変である。だけど、この仕事は続ける事でやりがいを見つけられると私は思う。