先輩先生からのメッセージ【2022年】

  幼い頃からの夢だった幼稚園教諭となり６年目を迎えました。他園で２年、現幼稚園で３年勤めています。現幼稚園では、幸いなことに年少・年中・年長と３学年の担任を持ち上がりで経験させて頂きました。１・２年目は、保育や仕事内容など分からない事が多く毎日時間に追われ、気づけば１日が終わってしまった…そんな毎日でした。しかし、３年目になると時間や気持ちに余裕が持てるようになり、自分の事だけではなく周囲の事にも目を向ける余裕が生まれてきました。そして、日々の反省を活かしていく中で自分だけの保育を見つける事が出来ました。そこには、学校の授業や教科書だけでは学べないものが沢山ありました。　
  子ども達と園生活を送る中で、「〇〇が出来ない～！」と泣く子ども達。年齢や月齢も関係しますが、まずは、自分の力でやってみる！という事が大切だと感じています。もし、それが上手くいかなくてもその経験はその子にとって挑戦して良かった経験。〇〇が出来ないからといって、すぐに手を差し伸べるのではなく、“失敗してもいいんだよ”“そういう時もあるんだよ”と、温かく見守ってあげることも大切だと学びました。昨日出来なかった事が「今日出来るようになったよ！」と、その時間・その瞬間に子ども達と一緒に、成長や達成感を共に喜び・共有出来る事が何よりも嬉しいです。常に責任はつきものですが、保育の進め方や環境構成など試行錯誤しながら、１日１日を大切に過ごしています。どのお仕事も大変だと思いますが、幼稚園教諭は日々やりがいを感じる事が出来る素晴らしい仕事です。これからも子どもの気持ちに寄り添いながら、沢山の愛情で子ども達と接していきたいです。