先輩先生からのメッセージ【2023年】

  幼稚園教諭となり本年で４年目を迎えました。昨年度までの３年間は年少組の担任、今年度は年長組の担任を持たせて頂いています。年少組の担任として過ごした３年間では４月当初は初めての幼稚園で涙を流して登園する子やドキドキしている子などがいる中、朝の支度や昼食の準備など家庭とは異なる様々な事を全て一から伝えていき、初めはただ伝えるだけでなくいかに子どもの興味を引きながら楽しく伝えていく難しさがありました。自分なりに様々な関わり方を試したり、先輩に相談をしていく中で、新たな発見や学びに繋がり、子どもによって異なりますが学びを実践した事によって子ども達が出来るようになった時は嬉しく感じます。日々保育をする中で１歩1歩新たな事に挑戦していきながら、その成長を真近で感じられる事、時間をかけながらも少しずつ出来るようになった瞬間を見られる事、どれも自分の事のように嬉しく思います。
  私が１年目の時は全部が初めての事で子どもたちと一緒に学び、失敗を重ねていきながらその反省を次に生かすことで１年目で難しかった事が２年目では振り返ったり、活かして出来る事も増えていきました。年数を重ねていくごとに少しずつ先輩にアドバイスを頂いたことを自分の物に出来るようにもなりました。
  今年は初めての年長組の担任になり、年少組とは異なった子どもへの関わりに難しさを感じることもあり、日々目の前の事に精一杯になってしまう事や思ったことを自分の中で終わらせてしまいそうになる事もあるので、自分の思いや分からない事など自分から発信していき、より多くの事を学び、自分の成長にも繋げていきたいと思います。そして、今の年長組の子ども達は年少の時に見ていた子ども達なので、また近くで成長を見られると思うと嬉しく思います。これから保育士を目指す皆さんも、不安な事や分からない事も多々あると思いますが、保育現場には経験を積んだ先輩の先生が沢山います。分からない事、思った事を伝える事で先輩から様々なアドバイスを頂き気付ける事もあるので、どんな時でも報連相を大切にしてほしいと思います。