先輩先生からのメッセージ【2024年】

  私の園では、11月の中旬頃から音楽会に向けて鍵盤ハーモニカの練習が始まります。鍵盤ハーモニカは、得意不得意が大きく分かれる分野なので置いていかれてしまう子どもがいないよう配慮をしながら練習を進めていきました。そんなある日、A男が「できない」と悲しそうな顔をして私に声をかけてきました。私は、ひとつの音から始めてみようと声を掛け、A男個人の目標を立てながら練習を進めてみました。少しずつ弾ける音が増えていき、音楽会本番では最初のフレーズが弾けるようになるほど成長することができました。弾けるようになったことを嬉しそうに私に話す姿をみて、A男にとって大きな自信に繋がったのではないかと思いました。自分の保育が子どもに良い影響を与えられたと感じたとき私は大きな達成感を味わい保育者になって良かったと心の底から思いました。
  私は、これからも子どもたちと様々なことに挑戦し子どもたちの自信に少しでも繋がるような保育をしていきたいと思っています。