先輩先生からのメッセージ【2024年】

  今年度で幼稚園教諭になり4年目になりました。１年目はフリー教諭、２年目は年中組、３年目は年少組、4年目は年長組の担任をしています。
  初めての担任は先輩方にアドバイスをいただきながら必死だったのを覚えています。３年目の年少組担任は少し余裕ができ自分のやりたい保育が見つかりました。今年度は今までの学びを活かし保育をしています。その中でも年少組で過ごした１年間が私にっとって思い出深いです。
  入園式の日、不安がいっぱいで涙を流していた子供たち。椅子にはほとんどの子が座れていなかったと思います。その姿を見て私も不安がいっぱいでした。１日保育が始まってもクラスから走り出してしまったり椅子に座らずロッカーの中に入り込んだり保育の難しさを感じていました。子供たちにどう伝えたらいいのか興味を集めるにはどうしたらよいのか沢山悩み、毎日が試行錯誤でした。
  T君は保育室を走りまわったり保育者が弾いているピアノを触ったり部屋を飛び出し水槽を見ていました。どんな保育がその子にっとってよいのか悩んだ時もありました。毎日少しずつ成長をしているT君。ある時鬼が怖くて涙を流している友達がいました。
  T君はその子のところへ行き「もう鬼いないよ。大丈夫だよ」と優しく声をかけていました。私が教えた言葉ではなくT君が自分で考えた言葉だったので驚きとともに成長を感じました。そのことを保護者に伝えたところすごく喜んでくれました。
  T君だけでなく子供たち一人一人と向き合うなかで保護者の方と子供たちの成長を喜びあったりそんな時間がすごくやりがいを感じました。保育の難しさを感じていたこともありましたが今では毎日やりがいを感じています。 また、この職業に就くことができて子供たちの成長に携わることができて嬉しいです。これからも子供たち一人一人と向き合い頑張っていきたいです。