先輩先生からのメッセージ【2018年】

私が幼稚園教諭になって一番嬉しかったことは、子どもの成長を感じることができたことです。初めての担任をもった時にいつも不安そうにしている男の子のが一人いました。入園当初は、遊具の隅に一人で座っていることが多かったので話を聞いたり、手を繋ぎ園庭を散歩するなど寄り添うところから始めようと思いました。少しずつ一緒に友達との遊びに参加していき、楽しそうに遊ぶ姿が見られるようになりましたが、先生がいないと一人で園庭を歩く姿もありました。しかし、幼稚園、友達大好きになって欲しいと思い一年間関わっていくと、大好きな友達ができ、1年の最後にはゲームの提案をみんなにして進めたり、クラスでも友達とものまねをして楽しむ様子が見られ、私もとても嬉しく思いました。幼稚園は、子どもにとって初めての集団生活の場です。どうしたら遊びを楽しんでくれるのか考えながら、子ども達と一緒にゲームを楽しむことで子ども達が集まってくれるようになり、私も保育が楽しいと思えるようになりました。時々、幼稚園に卒園生が遊びに来るのを見ると、今見ている子ども達がこれからどのように成長していくのか楽しみに思いながら、幼稚園教諭は素晴らしい職業だなと感じています。