先輩先生からのメッセージ【2018年】

  幼稚園教諭として仕事を始め3年間が経ちました。ようやく仕事にも慣れ、全学年を経験し、一年間の流れが分かるようになってきました。
  私はピアノを弾く事が好きで、それを生かせる仕事をと考え幼稚園教諭になりました。初めは子ども達に歌を教える時に、どうしたら子ども達が楽しく歌えて、覚えることが出来るのか、毎日、考えながら保育を取り組みました。学年によって、教える曲の長さや難度も違うので、子ども達が楽しく覚えられるよう教え方を考慮することで、段々と覚えて歌うことが出来るようになり、ピアノに合わせて歌うことが出来るようになった時に、保育者としての喜びを感じた事が心に刻まれています。
  初年度は歌を教える事が精一杯だったのですが、今では一緒に楽しく歌いながら指導することが出来るようになったのも、3年間保育者を続けてきたからだと思います。
  ピアノだけでなく、年間行事を通して、子ども達から学び、また一緒に成し遂げる事で得られる達成感を感じた時には、幼稚園教諭の仕事をしていてよかったと思いました。
  また、日々の保育の中で子ども達との信頼関係が深くなってゆき、やりがいを感じることも増えてきました。
  一人でのクラス担任は責任が重く、子ども達の人数も多いので大変なことが多いですが、子ども達から「先生、大好き」と言われたり、愛情深く接することで子どもに笑顔が生まれたりすることに、やりがいを感じます。 また、保護者の方から先生でよかったと言って頂いたり、下の子も見て頂きたいと言っていただけるのも3年間続けてきたからだと思います。
  この3年間、つらかった事、大変だったことがほとんどでしたが、その分、たくさん感謝されたり、頼られたり、やりがいが感じられるのも、この職業だからだと思います。幼稚園教諭は一人担任だから大変そうと思うかもしれませんが、そこでしか得られないものもあると思います。