先輩先生からのメッセージ【2023年】

  幼稚園に通っていたときに「将来は幼稚園の先生になりたい」と思うようになりました。そのきっかけとなったのは、笑顔がキラキラしていて明るく優しい先生と出会ったことであり、自分が幼稚園教諭となった今でも憧れの存在です。そんな憧れの先生と同じ「先生」となれたことをとても嬉しく思っています。
  私は実習先ではなかった認定こども園に就職することになり、初めての現場で４歳児の一人担任をさせていただきました。新型コロナウイルスの影響で色々と制限された中での保育で、最初は右も左も分からず不安な気持ちが大きく、分かっていないことに気づけないこともあり失敗ばかりで、本当は先生なんてむいていないのかもしれないと悩むこともありました。そのときの私は余裕がなくマスクの下の表情はきっと引きつっていたかもしれません。しかし日々の保育で子どもたちと過ごし、一緒に遊んだり食事をしたり製作をしている中で無邪気に笑う子どもたちを見て、自分自身も楽しんで保育することの大切さに気付かされました。どんなときも子どもたちは「先生！」と呼んでくれて、辛いことだけではないと思えるようになりそれからは自然と笑えるようになりました。４年目となった今も子どもたちから学ぶことは沢山あり、子どもたちがいるからこそ「先生」は輝ける職業だと思っています。まっすぐに並べなかった子どもたちが整列できるようになったり、毎日練習に励んでいた逆上がりができるようになったりと、日々の積み重ねや試行錯誤を繰り返し、子どもたちが成長していく姿を家族と同じくらい近くで見ることができるとてもやりがいのある幼稚園教諭。新型コロナウイルスの制限も少しずつ緩和され、マスクを外しスキンシップも取ることができるようになってきた今、私も子どもたちが憧れるような素敵な笑顔が溢れる先生を目指して日々精進していきたいと思っています。