先輩先生からのメッセージ【2023年】

  私は幼い頃から幼稚園の先生になることが夢でした。ようやくその夢がかなった３年前。私は年少組の担任になりました。担任を持たせていただいた嬉しさと不安と色々な気持ちでしたが、とにかく「一生懸命やる」という気持ちで日々過ごしました。
  しかし、いざ保育が始まると学校や実習で習った通りにうまく進むはずがありませんでした。気持ちに余裕もなく、落ち込む毎日。その中で救ってくれたのは、先輩の先生方や周りの方々でした。先輩の先生にアドバイスをもらい、日々模索し、どのようにしたら子ども達がより良い園生活を送り、成長できるのかを考えながら保育を行いました。次第に自分の気持ちが楽になり、保育が楽しくなりました。すると、自然と子ども達も楽しそうで、信頼関係が深まっていくように感じました。
  新任の時に学んだことは、初めから全てはうまくいかない、一人で考え込まずに誰かに相談する、保育者が楽しまなくては子どもも楽しめない。また、全力で子どもと関わり、向き合えば、必ず子どもやその保護者の方も応えてもらえると思っています。
  そして４年目を迎えた今、１年目で担任した子どもたちは卒園しました。卒園しても幼稚園にランドセルを背負った姿を見せに来てくれました。こんなに子ども達の成長を感じることができるこの職業は素晴らしいと思います。