先輩先生からのメッセージ【2019年】

  幼い頃からの夢であった幼稚園教諭になり、あっという間の三年間でした。私は、一年目で年少組の担任をさせて頂きました。寂しさから涙する子が多い中、自分自身も初めてのことに戸惑い、毎日が慌ただしかったことを覚えています。全てを一から教えることは大変で、正直なところ諦めたくなるときもありました。しかし、徐々に三歳児が自分の力で出来るようになり、出来たという喜びを感じる子どもの輝いた顔を見ることができるようになりました。これは、とても幸せな時間でもありました。そんな子たちも今では小学一年生です。有難いことに三年間持ち上がらせて頂き、昨年度小学校に送り出しました。堂々と卒園書を受け取る姿は、生涯 忘れられない光景になると思います。命を預かるこの仕事は大変ですが、手をかけた分だけ子どもたちは必ず返してくれます。子どもたちの成長を近くで見守ることのできる素敵な職業だと感じています。