先輩先生からのメッセージ【2019年】

  私は、今年度で幼稚園教諭となり4年目を迎える。現幼稚園では幸せな事に年少、年長、年中と3学年の担任を持つ事が出来た。1年目は周りを見る余裕も無く、ただひたすらに行事やその日のカリキュラムをこなしていく事で必死だった。保護者への関わりも聞かれた事だけの返事をし、保護者が子どもに対する気持ちも考えずに関わっていたと、今振り返ってみて感じる。2年目で年長を持ったときは、最高学年という自覚や、子ども達にとって全てのことが幼稚園生活最後となる事へのプレッシャーで1年目とはまた違った必死さだった。ようやく3年目で心にも余裕が生まれてきた。保護者への関わり方もこういう事を伝えたら安心してくれるだろう、こう伝えたら親として嬉しいかな？と保護者の気持ちも考えて関われるようになった。子どもに対しても、どんな表現だと分かり易いかな？こんな言葉掛けだと楽しいかな？と一人ひとりその子に合った援助をしようと考えられるようにもなった。又、1年目の時にはクラス全体で動かなくては、全員が同じレベルまで出来なくてはという考えで、それに達せない子どもに対して無理やり周りと合わせてしまう事があった。今はそれを反省し、その子の個性を大切にし、その子を尊重して保育していこうという気持ちになれた。これからも一人ひとりが輝ける様、その子の良い所を沢山見つけて伸ばしていける保育者になりたいと思う。