先輩先生からのメッセージ【2024年】

  幼稚園の先生という立場になって丸々三年が経ちました。日々の保育の中で感じるのは、子どもの成長のスピードです。年中の頃にはできなかったことが年長ではできるようになったこと、そしてさらに言うと昨日までできなかったことが今日はできるようになっていること、子どもたちには沢山あります。それは大きく目に見える成長だけでなく、小さなことも多々あるので、子どものほんの些細な成長でも見逃さず沢山気付いてあげること、沢山誉めてあげることが本当に大事だと感じます。子どもの成長というのは、保育者として本当に嬉しいことです。共に喜ぶことのできる保育者でありたいと思います。
  また、言葉掛けの工夫についても大切であることを日々実感します。子どもに分かりやすく、そして尚且つ子どもの意欲に繋がるような言葉掛けを考え取り入れることが大切だと感じます。例えば静かに移動してほしい際に「忍者さんに変身！」と言ってみたり、楽器を持って移動する際に音を出さないことを伝える時、「楽器を鳴らさずに移動できたお友だちは勝ち！」としてみたり、子どもの意欲にも繋がる伝え方が良いと感じます。ただそれは年齢によって、またその時の状況等に合わせ考えていく必要があると思います。その言葉掛けの引き出しはいくつあっても良いものです。最初のうちは私自身も難しく苦戦しましたが、先輩の先生方の保育や何気ない子どもとの関わりを沢山見て、そして良いところを沢山盗んでいくと良いと思います。実際に色々と試していく中で、自分なりのやり方も見つかっていくかと思います。大変ですがとてもやりがいのある仕事です。“こうなりたい”という目標の先生を見つけ、頑張っていって下さい。